湯浅商店のかつお節(湯浅商店の在り方)

0

    1920年創業以来、湯浅商店は鰹節の卸・問屋でありました。

     

    お客さんの90%以上はお蕎麦屋さんで、鰹節や昆布などの生産者(メーカー)から品物を買い、お蕎麦屋さんなどに自分とこの利益を乗っけて提供する。やっていることはごく単純に思われるかも知れませんが、これがまたそう「簡単に」とはいきません。

     

    一般の方からよく誤解されるのは、うちは鰹節問屋ではあるが、鰹節を作っている(製造)わけではありません。

    小売りをする場合は、滝野川の商店街の一角に店舗がありましたから、自分とこで鰹節を削って、それを袋に詰めたりして一般の方々にお売りしていました。

    要するに、町の“かつお節屋さん”として通っていたわけです。

     


     

     

    問屋の仕事とは、生産者(商品を製造販売する側)と事業者(一般消費者向けにサービス等を提供する側)の間に立って、品物を流通させることですが、ただ品物を安く買って高く売るというだけでは、もちろん成り立ちません。

     

    ひとくちに「かつおぶし」をいっても、

    種類や産地、どの時期に作られたか、魚質(鰹節としての魚の質をそう呼ぶ。)によって、味も香りもその使い方も大きく異なります。

    カツオ、宗田ガツオ、サバ、アジ、マグロ。

    魚を加工し、燻製・乾燥を何度も繰り返すことによってその魚体が持つ旨味を凝縮し、豊かな芳香を添加させて作られる「節」と呼ばれる食材になるのは、大きく分けてもこれだけの魚種があります。

    他にも、煮干し(カタクチイワシ)、あご(トビウオ)、昆布、しいたけなど「だし屋」として問屋が扱う商材は実に多種多様です。

     

     

    そんなだし屋として、我々はお客さん(お蕎麦屋さん)に何が提供できるか?

    まずそれは、お客さんが求める味・風味に最も近い品物(鰹節に限らず)を提案することです。

    その為にはまず、こちら側の人間が徹底的に「節」の「味」を理解していないといけません。これが大前提です。

    は、鰹節問屋には最低でも2つの要素がないと、商売は成り立たないと考えています。

     

    その2つの要素とは、

    『職人』『商売人』気質です。

     

    ●「味」を正確に理解し、その活用を知り、お客様に説明し提案する『職人』としての能力。

    ●お客様のニーズにお応えしつつ、我々の利益も守り存続してゆく『商売人』としてのバランス感覚。

     

    これらどちらかが欠けても、鰹節屋としての商売は成立できません。

    そして、大前提として、我々が提供する品物を含めた”サービス”によってお客様に喜んでもらうことこそが「商い(あきない)」というものです。

     


     

    2018年9月からは、湯浅商店として初めてのプライベートブランド商品『鰹節屋の白だし”旨味”』も発売し、11月からはオンラインネットショップも運営し始め、問屋改めメーカーとしてもスタートした湯浅商店ですが、これからは広く一般大衆向けの『小売とサービス』という視点も加えて運営してゆかねばなりません。

     

    もうすぐ創業100年を迎える湯浅商店の歴史と伝統に相応しい在り方でいられるよう、これからも精進邁進してゆきたいと思います。

     

    sp_baner1.jpg



    calendar

    S M T W T F S
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930    
    << June 2020 >>

    selected entries

    categories

    archives

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM